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着物

日本の着物とは?特徴・種類・体験できる場所を紹介

着物(きもの)は日本の民族衣装です。

実は、着物は様々な種類があり、シーンによって使い分けされます。

日本人はそのときの気分や好みで着物を選ぶのではなく、シーンによって適切な着物を選んで着るのです。

この記事では、日本の着物の概要と歴史、シーン別の着物の種類、着物の着方、着物を体験できる場所と買える場所を紹介しています。

読めば日本の着物を詳しく理解できますので、興味のある方はぜひ最後までご覧ください。

CONTENTS

着物とは何か

着物は日本の民族衣装であり、和服(わふく)とも呼ばれます。

現在の日本は西洋文化が浸透していることから、一部の職業の人を除いて日本人は毎日着物を着ることはありません。

しかし、着物は日本人にとってなくてはならない存在です。

なぜなら着物は、人生の節目となるイベントや日本の伝統行事など特別な場面で着ることの多い衣装だからです。

たとえば成人式(日本で毎年1月の第2月曜日に行われる成人を祝う儀式)や結婚式、茶道会などで日本人は着物を着ることがあります。

着物にはこうした特別な場面に適した種類があるため、日本人はそのシーンにふさわしい着こなしをするために、着物を着るのです。

日常生活で着ることはあまりなくても、特別な場面において雰囲気を壊さないよう配慮する日本人の精神が着物に込められているといって良いでしょう。

一般的な日本の着物の特徴

一般的な着物の特徴は、次の通りです。

着物の形

着物はアルファベットのTのような形をしていて、身幅や袖幅がゆったりとしています。

着物の色や柄

着物の色や柄は様々あり、種類によって変わります。

たとえば主に結婚式で着られる着物「黒留袖(くろとめそで)」は、ベースの色は黒、柄は日本において「めでたい」の意味がある鶴や亀などが描かれています。

柄に関しては季節によって変わることもあります。春用の着物であれば桜、冬用の着物であれば菊が描かれることがあります。

着物の素材

着物の素材も色々あり、主に使われるのは次の5つです。

  1. 正絹(しょうけん)
    絹(シルク)100%の素材。上品な光沢があり、着物の素材の中でも最も格式が高い
  2. 木綿(もめん)
    コットンのこと。丈夫かつ吸水性が高いため、主に普段着としての着物や浴衣に使われる
  3. 麻(あさ)
    ヘンプのこと。吸水性が高いため、主に夏の普段着用の着物に使われる
  4. ウール
    羊の毛で作られた厚手の素材。暖かいため、主に冬の普段着用の着物に使われる
  5. ポリエステル
    化学繊維で強度が高く、ツヤのある素材。他の素材と比べると原料が多く手に入ることから、ポリエステルが使われる着物は安価な傾向にある

着物を着るのに必要な肌着や小物

着物には、美しく着るためにふさわしい肌着や小物が決められています。

  • 肌襦袢(はだじゅばん)
    着物を着るための肌着
  • 長襦袢(ながじゅばん)
    肌襦袢と着物の間に着るもの。ジャケットの下に着るシャツやブラウスのようなイメージ
  • 帯(おび)
    着物の上から腰に巻く紐状の布
  • 帯揚げ(おびあげ)
    帯の上を飾る布
  • 帯締め(おびじめ)
    帯の中央に巻く紐
  • 帯留め(おびどめ)
    帯締めの上につける飾り
  • 足袋(たび)
    親指だけ分かれた靴下のようなもの
  • 草履(ぞうり)
    畳と同じ素材のイグサで作られた履物

日本の着物の歴史

着物の歴史は古く、縄文時代(約13,000年前~約2,300年前)までさかのぼります。

当時、1枚の布を体に巻きつける「巻布衣(かんぷい)」と頭に穴の開いた布「貫頭衣(かんとうい)」という衣装が着られていました。これら2つが着物の発祥といわれています。

それ以来、着物は時代に合った形やデザインに変化していきます。

たとえば平安時代(794年〜1,185年)には、貴族文化の発展によって「十二単(じゅうにひとえ)」と呼ばれる何層も重ねて華やかに着こなす女性貴族用の着物が生まれました。

鎌倉時代(1,185年〜1,333年)や室町時代(1,336年〜1,573年)になると武士の勢力が強まったため、男性用の着物において個性を主張するような華やかな柄が施されるようになりました。

このように時代背景などに合わせて様々な工夫が着物に取り入れられ、現在の着られている着物の形になったといわれています。

明治時代(1,868年~1,912年)に入ると西洋文化が日本に入ってきたため、日本人は洋服を着る機会が増え、着物を着ることは少なくなっていきました。

しかし着物は廃れたわけではなく、今は人生の節目や日本の伝統行事など特別な場面で着られています。

着物は現在も日本人に愛されている民族衣装なのです。

【シーン別】着物の種類~女性編~

着物は着るシーンによってふさわしい種類があり、日本人はそのシーンに合わせて着物を選びます。

ここからは、シーン別に着物の種類を紹介していきましょう。

まずは、女性が着るシーン別の着物8種類をご覧ください。

【結婚式/既婚女性】黒留袖(くろとめそで)

黒留袖は、主に結婚式のときに着られる既婚女性用着物。既婚女性用着物の中で最も格式が高いです。

特徴としては、ベースが黒色、裾には「めでたい」を意味する亀や鶴などの柄が入っていることが挙げられます。

日本人女性にとって黒留袖は、結婚式のときに新郎・新婦の母親が着る正礼装の位置づけです。

親族以外の既婚女性は結婚式で黒留袖を着られません。最も格式の高い黒留袖を新郎・新婦の母親が着ることで、ゲストをもてなす意味があるためです。

また日本では、黒留袖を母から娘へ代々引き継いでいる家庭もあります。結婚すると、母親から黒留袖を引き継ぐ日本人女性も少なくありません。

【お祝い事】色留袖(いろとめそで)

色留袖は、未婚・既婚問わずお祝い事で着る女性用着物。黒留袖に次ぐ格式の高い着物の1つです。

黒留袖のベースを黒以外の色に染められた着物とイメージすると良いでしょう。使われる色としては紫や青、グレー、ピンク、黄色などがありますが、いずれも淡い色合いが特徴です。

色留袖は、日本人女性にとって以下のような位置づけです。

  • 結婚式で女性親族(祖母やおば、姉、妹など)が着る正礼装
  • 結婚式で親族以外の女性ゲスト(同僚や友人など)が着る正礼装

西洋化している日本の結婚式に洋装で出席する日本人女性が多い一方で、色留袖を着ていく人もいます。色留袖で出席すると結婚式の雰囲気が華やかになるため、新郎・新婦側に喜ばれることもあるからです。

【神社での結婚式/新婦】白無垢(しろむく)

白無垢は、神社での結婚式で新婦が着る女性用着物。ウエディングドレスと同格といって良いでしょう。

表と裏が白一色で仕立てられているのが特徴です。白はどんな色にも染まるため「これから嫁ぎ先の色に染まっていく」という意味があるといわれています。

【神社での結婚式/新婦】色打掛(いろうちかけ)

色打掛も、神社での結婚式で新婦が着る女性用着物。白以外の色に染まっており、鶴や亀など日本において縁起が良いといわれる柄が描かれているのが特徴です。

白無垢からお色直し(結婚式の途中で衣装を替えること)をするときに着られるのが一般的です。白無垢から色打掛に着替えることで「嫁ぎ先の色に染まった」という意味になります。

【お祝い事/未婚女性】振袖(ふりそで)

振袖は、お祝い事で着る未婚女性用着物。未婚女性用着物の中で最も格式が高いです。

振袖の大きな特徴は、長い袖です。

かつての日本人女性は長い袖を振って男性への愛を表現していたことから、振袖は未婚女性用の着物となったといわれています。

そんな振袖は、日本人女性にとって成人式のときに着る正礼装の位置づけです。

成人式で振袖を着るのは、「格式の高い振袖を着ることで大人としての自覚を持たせるため」や「長い袖を振ることで、災いを払って成人後の人生を幸せに送るため」など諸説あります。

また、大学の卒業式のときに着る正礼装としても着られることがあります。

卒業式では袴(はかま)と呼ばれる、洋装でいうとズボンのようなボトムを履くのが一般的です。

袴を履いているイメージ

【お悔やみの場面】黒喪服(くろもふく)

黒喪服は、未婚・既婚問わずお悔やみの場面で着る女性用着物。

黒留袖と同様ベースが黒色ですが、裾に柄は入っていません。両袖の後ろと両胸、背中に家紋(家系や地位を表す紋章)が入っているのみです。

日本人女性にとって黒喪服は、葬儀や法要の場面で喪主や親族が着る正装という位置づけになります。

【パーティーなど華やかな場面】訪問着(ほうもんぎ)

訪問着は、未婚・既婚問わず華やかな場面で着られる女性用着物。

上半身から裾まで柄が広がっており、ファッション性が高いのが特徴です。

日本人女性にとって訪問着は、以下のような位置づけになります。

  • 結婚式のときに女性ゲストが着る略礼装(正礼装を簡略化した衣装)
  • パーティーや同窓会で着る略礼装
  • 観劇やコンサートなど舞台観賞で着る略礼装

結婚式といったフォーマルな場面だけでなく、パーティーなど華やかな場面でよそ行きのファッションをしたいときに着ることが多いのが訪問着です。

【お茶会など控えめな場面】付け下げ(つけさげ)

付け下げは、未婚・既婚問わず控えめな場面で着られる女性用着物。

訪問着と同様、上半身から裾にかけて柄はありますが、訪問着と比べると柄が少ないのが特徴です。

日本人女性にとって付け下げは、以下のような位置づけになります。

  • 茶道会など日本の伝統行事で着る略礼装
  • 食事会で着る略礼装

訪問着と比べると控えめのため、静寂な雰囲気の中で行われる茶道会、少しあらたまった食事会などで着られることが多いのが付け下げです。

【カジュアル~セミフォーマルな場面】色無地(いろむじ)

色無地は、未婚・既婚問わず幅広い場面で着られる女性用着物。

ここまで紹介してきた着物とは異なり、柄が一切入っていないのが色無地の特徴です。黒以外の一色に染められており、その色はピンクや紫、緑など様々あります。

色無地が幅広い場面で着られるのは、家紋の有無と数によってその場面にふさわしい着物に変えられるからです。

たとえば、以下のように変えることができます。

  • 家紋なし…普段着
  • 家紋あり(背中の中央に1つ)…付け下げと同格
  • 家紋あり(背中の中央に1つ、両袖に2つの計3つ)…訪問着と同格。ベースが喪色(グレーや紺など)で黒い帯を使えば、お悔やみの場面の略礼装としても着られる

このため、日本人女性にとって色無地はどんな場面でも着やすい使い勝手の良い着物です。

人と接する機会の多い人は1枚持っているといっても良いでしょう。

【シーン別】着物の種類~男性編~

続いて、男性が着るシーン別の着物3種類を紹介します。

【冠婚葬祭】黒紋付(くろもんつき)

黒紋付は、未婚・既婚問わず冠婚葬祭で着る男性用着物。女性用着物の黒留袖や黒喪服と同格です。

丈の短い着物・羽織(はおり)と袴の2つから成り、深みのある上質な黒色に染まっているのが特徴です。

男性用着物の中で最も格式が高い着物であり、日本人男性にとって黒紋付は以下のような位置づけになります。

  • 結婚式で新郎・新婦の父親が着る正礼装
  • 神社での結婚式で新郎が着る婚礼衣裳
  • 葬儀の際に着る正礼装

現在の日本の結婚式や葬儀において男性は洋装の正礼装を着ることが多いですが、黒紋付には参加者へのお礼を示す日本ならではの感謝の意味もあるため、冠婚葬祭で着る人もいます。

【お祝い事】色紋付(いろもんつき)

色紋付は、未婚・既婚を問わずお祝い事で着る男性用着物。女性用着物の色留袖と同格です。

黒紋付を黒以外の色に変えて着られるのが、色紋付とイメージすると良いでしょう。グレーや白、紺、紫といった色が使われることが多いです。

日本人男性にとって色紋付は以下のような位置づけになります。

  • 結婚式で新郎が着る正礼装
  • 結婚式にゲストとして参加するときの正礼装
  • 成人式のときに着る正礼装

お祝い事で色紋付を着ればその場の雰囲気が華やかになるため、洋装の正礼装ではなく色紋付を着る日本人男性も多くいます。

【カジュアル~セミフォーマルな場面】御召(おめし)

御召は、未婚・既婚を問わず幅広い場面で着られる男性用着物。女性用着物の色無地と同格です。

御召は、家紋を入れるかどうかで着られる場面が変わります。

家紋を入れなければ普段着として着られ、家紋を入れるとセミフォーマルな場面での着物として着られます。

そんな御召は、日本人男性にとって以下のような位置づけです。

  • 普段着として着る着物
  • 茶道会など日本の伝統行事で着る略礼装
  • パーティーや同窓会、食事会で着る略礼装
  • 観劇やコンサートなど舞台観賞で着る略礼装

御召は、日本人男性にとって使い勝手の良い着物となります。

【シーン別】着物の種類~女性・男性共通編~

女性男性共通で着られる着物もあります。それが次の3種類です。

【お出かけ着】小紋(こもん)

小紋は、主にお出かけ着として着られる着物。着物全体に柄が繰り返し描かれているのが特徴です。

日本人にとって小紋は、外に出かけるときに着るおしゃれ着のような存在といえます。友人と会うときやデートで着る服をイメージすると分かりやすいでしょう。

【普段着】紬(つむぎ)

紬は、主に普段着として着られる着物。縞模様や格子模様などの柄が入っているのが特徴です。

生地が丈夫であるため、日本人は紬を繰り返し着ることの多い普段着として活用します。

【夏のイベントや宿泊】浴衣(ゆかた)

浴衣は、主に夏のイベントや宿泊施設で着られる着物。風通しが良く、吸水性が高い生地が使われています。

また、着物を着るのに必要な以下の肌着や小物を使わない着物でもあるため、他の着物と比べると浴衣は簡易的で着やすいです。

  • 長襦袢
  • 帯揚げ
  • 帯締め
  • 足袋
  • 草履

日本人にとって浴衣は、以下のような位置づけです。

  • 花火大会やお祭りなど夏のイベントで着る衣装
  • 宿泊施設に泊まるときの寝巻

夏に日本へ訪れると、浴衣で歩く日本人を多く見かけるでしょう。見かけたら、その日はお祭りや花火大会などが近場で開催されることが分かるといっても過言ではありません。

また浴衣は、全てではありませんが宿泊施設でも着られます。

もともと浴衣は、江戸時代(1,603年~1,868年)に銭湯(日本の公衆浴場)が発展したことで湯上りに着る着物として作られたため、その名残として宿泊施設でアメニティとして提供されるのです。

このため、日本を観光する方が最初に触れる可能性が高い着物というのが浴衣といっても良いでしょう。

日本の着物の多くが高価な理由

着物には色々な種類がありますが、その多くが高価です。その主な理由は、着物の多くが次の2つの特徴を持つからです。

正絹で作られている

着物の多くは正絹で作られています。

正絹は着物の素材として最も高価です。1kgで1万円を超える正絹もあるといわれています。

また正絹は、着物用に染めたり、織ったり、加工したりするときにも手間がかかるため、その分高価になりやすいです。

職人の手で作られている

職人の手で作られている点も、着物が高価になる理由です。

手間暇をかけている着物ほど費用がかかるため、高価になりやすいといえます。

着物の着方

着物の着方には2種類あります。

着付け師に依頼する

着付け師とは、着物を着る手伝いをする人です。

現在は日本人でも着物を着る機会があまりないため、着物の着方を知る人は多くありません。

このため着物に着慣れていない日本人は、着物を着る機会が訪れたときは着付け師に依頼して着るのを手伝ってもらうことがあります。

特に黒留袖や色留袖などフォーマルな着物は着方が複雑なため、日本人は着付け師に依頼することが多いです。

浴衣のようなフォーマルな着物以外でも、着慣れていない場合は着付け師に依頼できます。

着付け師への依頼は、主に以下の場所で行えるのが一般的です。

  • レンタル着物ショップ
  • 着付け教室
  • 美容室

着付け師への依頼料金は、着物の種類によって変わりますが1人2,000円~5,000円が目安です。

自分で着る

フォーマルな着物以外の簡易的な作りの着物であれば、着方を習えば自分で着ることも可能です。

着物の着方を習う方法としては、主に次の2つがあります。

インターネットの記事やYouTubeの動画で調べる

今は、インターネットの記事やYouTubeの動画で着物の着方が発信されています。

動画は着物販売店やプロの着付け師が投稿していることが多いため、すぐに正しい着方を調べたいときや費用をかけずに着方を学びたい日本人は、こうした手段を使って自分で着物の着方を調べる人が多いといえます。

着付け師に習う

着付け師は着物を人に着させるプロです。自分で着物を着れるように、正しい着物の着方を直接習いたいときに日本人は着付け師に習います。

着付け師に習いたいのであれば、着付け教室に問い合わせるのがオススメです。

着物を体験できる主な場所

ここまで読んでみて「着物を着てみたい!」と思った方は、次の2箇所で着物を体験できるので興味がありましたら探してみてください。

レンタル着物ショップ

レンタル着物ショップというのは、その名の通り着物を借りられるお店のことです。

レンタル着物ショップには着付け師がいることが多いため、着物が初めてでも安心して体験できます。

レンタル着物ショップで体験できるのは、ここまで説明してきた着物の種類全般です。観光目的でであれば、夏であれば浴衣、それ以外の季節であれば主に小紋や紬を体験できるでしょう。

着物のレンタル料金は、1人3,000円~1万円前後が目安です。

レンタル着物ショップは観光地であれば見つけやすいので、探してみてください。

着付け教室

着付け教室というのは、着物の着方を習える教室のことです。

一般的に着付け教室は着物の着方をしっかり習得したい人向けですが、中には観光客向けに1日で着物の着方を習える体験コースを設けている教室もあるため、そこで着物を体験できます。

着物を着方から習って体験してみたいのであれば、着付け教室がオススメです。

着付け教室での着物体験料金は、1人3,000円~1万円前後が目安です。

着付け教室は比較的どの地域でも見つけやすいですが、訪問先によってはないかもしれないので事前に確認すると良いでしょう。

着物を買える主な場所

最後に、着物を買える主な場所を4つ紹介します。

お土産や日常生活で着る着物を買いたい方はご参考ください。

百貨店/ショッピング施設の呉服屋

呉服屋(ごふくや)というのは、着物をメインに販売しているお店のことです。

百貨店やショッピング施設には必ずといっていいほど呉服屋があります。この記事で紹介した着物のほとんどを取り扱っているため、日本人も着物を買いたいときはこの呉服屋へ行く人が多いです。

呉服屋は、百貨店やショッピング施設ではファッションフロアにあるので探してみてください。

個人経営の着物専門店

個人経営の着物専門店も幅広い種類の着物を取り扱っています。

家族経営で代々続いているお店が多く、そのお店ならではの着物を販売しているため、着物を買える他のお店と比べると高価な傾向にあります。

また、スタッフの着物に関する知識が豊富であるため、どういう場面で着る着物を買いたいかを相談すれば、それにふさわしい着物の提案をしてくれるでしょう。

個人経営の着物専門店は街中にあることが多いです。

訪問する地域によっては見つからない場合もあるため、行ってみたいのであれば事前に確認することをオススメします。

インターネット通販

着物はインターネット通販でも買えます。

買える着物の種類はお店によって異なりますが、ここで紹介した種類の着物はだいたい取り揃えています。

着物が買えるお店が近くにないときや急ぎで着物が必要なとき、寸法は自分で測る必要はありますがインターネット通販で着物を買う日本人もいます。

お店によっては海外配送をしているため、着物を持って帰るのが難しい場合はこうしたインターネット通販を利用してみるのも良いでしょう。

リサイクル着物販売店

リサイクル着物販売店というのは、古着の着物を販売しているお店のことです。

古着の着物のため、他の着物販売店と比べると安価なのが特徴です。日本人は、以下のような状況のときに利用する傾向があります。

  • できるだけお手頃な着物を手に入れたい
  • 数回着る機会があるが、都度レンタルだとコストパフォーマンスが悪い

お目当ての着物が必ずしもあるわけではありませんが、他の着物販売店と比べるとお手頃な価格のため、できるだけ安く買いたいときにオススメです。

リサイクル着物販売店は街中にあります。訪問先にあるかどうか調べてみると良いでしょう。

まとめ

着物は日本の民族衣装です。その種類は色々あり、シーンによって適切な着物があります。

一部の職業の人を除いて日本人は毎日着物を着ることはありませんが、人生の節目や日本の伝統行事など特別な日には必ずといっていいほど着るため、日本人にとって着物は欠かせない存在です。

この記事をご覧になってますます着物に興味が沸いてきましたら、ぜひ体験しに行ってみたり、お店に訪れてみたりしてみてくださいね。

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