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秋葉原はどんな街?特徴と訪れたら外せないこと8選

「秋葉原とは、どんな街だろう?」

この記事を読んでいる方は、このように思っているのではないでしょうか。日本人は秋葉原のことを「豊富な電気製品が揃う街」や「漫画やアニメ、ゲームに詳しい人が集まる街」と捉えています。東京の他の街と比べるとユニークな雰囲気がありますが、訪れれば日本の最先端のサブカルチャーを体感できるでしょう。

この記事ではそんな秋葉原の特徴と、秋葉原へ訪れたら外せないことを紹介しています。読めば秋葉原について詳しく理解できるので、興味のある方はぜひ最後までご覧ください。

秋葉原の特徴

秋葉原は、次の5つの特徴を持つ街です。

電気製品店が集中する「電気街」

秋葉原は、電気製品店が集中する「電気街」です。JR秋葉原駅の「電気街改札」を出るとすぐに、多くの電気製品店を目にするでしょう。
秋葉原が電気街として発展したのは、家電製品の卸業者が多くいたためといわれています。秋葉原の電気製品店の多さは、世界でも類を見ません。秋葉原では、様々な電気製品を安く購入することができます。また、普通の電気製品店では売っていない珍しい商品を取り扱っているお店も多く存在します。

「オタク文化」を体験できる

秋葉原は、オタク文化を体験できる街でもあります。
オタクとは、愛好者を指す呼称です。特に、特定のサブカルチャーの愛好者に対してよく使用される言葉です。例えば、ゲームの愛好者を「ゲームオタク」、漫画の愛好者を「漫画オタク」、パソコンの愛好者を「パソコンオタク」という風に呼びます。

秋葉原で発展したのは、主に日本の漫画やアニメ、ゲームのオタク文化です。このようなオタク文化が発展したのは、秋葉原の電気製品店が、電気製品だけでなく漫画やアニメ、ゲームも売るようになったためといわれています。秋葉原で売られている商品は、定番のものだけではありません。一般的にはあまり知られておらず、マニアだけが欲しがるような商品も見つけることができます。

このため、秋葉原にはあらゆる種類の漫画やアニメ、ゲームのオタクが集まるようになりました。この現象が、秋葉原のオタク文化を作っていったのです。日本では、漫画やアニメ、ゲームのオタクは内気なイメージを持たれることが多いですが、秋葉原に行けばそのような目で見られることがありません。

秋葉原はオタクにとって居心地の良い場所でもあるのです。

「会いに行けるアイドル」が活躍

秋葉原は、「会いに行けるアイドル」が活躍している街でもあります。
日本のアイドルは、かつてはコンサート以外ではテレビでしか見られない存在でした。しかし秋葉原には、「行けば必ず会える」ことをコンセプトとしたアイドルがいます。アイドルによって頻度は異なりますが、ライブ会場で毎日ライブを行っているのです。
秋葉原に行けば、日本人が好むアイドルを間近で見ることができるでしょう。

日本独自のカフェ「メイド喫茶」が点在

秋葉原には、日本独自のカフェ「メイド喫茶」が点在しています。メイド喫茶というのは、メイドになりきった店員がいるカフェのことです。
他のカフェと大きく異なるのは、店員の接客です。

メイドの店員たちは、お客さんに歌を唄ったり、お客さんと一緒にゲームをしたりなど、お客さんが楽しく過ごせるようなおもてなしをします。

メイド喫茶は秋葉原で発祥し、その後も発展し続けました。このため、現在では数えきれないほどのメイド喫茶が秋葉原にあります。メイド喫茶はとてもユニークなので、誕生した当初は特定の人が楽しむカフェでした。しかし最近では、どんな人でも気軽に入れるようなメイド喫茶も登場しています。

たとえば、以下のようなメイド喫茶も登場しています。

  • 写真映えする料理を提供(主に女性向け)
  • 英語や中国語のメニューを用意(主に海外の方向け)

徒歩圏内に歴史的建造物もある

秋葉原では、歴史的建造物も見ることができます。たとえば、神社の「神田明神(かんだみょうじん)」や史跡の「湯島聖堂(ゆしませいどう)」は東京を代表する歴史的建造物です。いずれも、電気製品店やメイド喫茶などの商業・娯楽施設から徒歩10分以内にあります。
秋葉原で買い物やレジャーを楽しむ人の中には、疲れを癒しに歴史的建造物へ訪れる人もいます。

秋葉原観光を特におすすめする人

秋葉原はどのような人が訪れても楽しめる地域ではありますが、観光を特におすすめするのは次のような人です。

日本の電気製品に興味がある

秋葉原にはあらゆる日本の電気製品が売られているため、どのようなものかを実際に見てみたいのであれば、秋葉原ほど最適な場所はありません。
日本の電気製品を買いたい方にもおすすめできます。お目当ての電気製品が見つかる可能性が高いです。国によって電圧やプラグ形式が違いますが、変圧器や変換プラグを手に入れれば使えることもあります。

日本のサブカルチャーが好き

漫画やアニメ、ゲーム、アイドル、メイド喫茶といった日本のサブカルチャーが好きな人にもおすすめです。欲しい日本の漫画やアニメDVDなどがあれば、秋葉原に行くと良いでしょう。
アイドルのライブやメイド喫茶は他の街にもありますが、秋葉原ほど気軽に訪問できる街はないといっても良いでしょう。

秋葉原へ訪れたら外せないこと8選

ここでは、秋葉原へ訪れたら外せないことを8つ紹介します。これらを押さえれば、秋葉原を十分に楽しめるでしょう。秋葉原を観光するときに、ぜひ参考にしてください。

電気製品店で日本の電気製品に触れる

電気製品店で日本の電気製品を触れると良いでしょう。
最先端の技術で作られていたり、ユニークな工夫が凝らされていたりする電気製品にたくさん出合えます。特に高い性能で知られている生活家電や美容家電、ヘッドフォンは必見です。

もしどの電気製品店に行けば良いか分からなくなったら「ヨドバシカメラマルチメディアAkiba」へ訪れてみてください。秋葉原で最も有名な電気製品店です。ここに行けば、日本の電気製品を網羅できるといっても過言ではありません。ぜひ訪れていただき、日本の電気製品店の質を体感してみてください。

ヨドバシカメラマルチメディアAkiba
アクセス/秋葉原駅(JR山手線・京浜東北線、東京メトロ日比谷線、つくばエクスプレス)から直結

公式ページ(日本語版)/http://www.yodobashi-akiba.com/

漫画・アニメグッズの宝庫店を訪れる

秋葉原には漫画やアニメのグッズが豊富にあるお店がたくさんあります。これらが好きな方にとっては、ワクワクすること間違いなしです。
どこに行けば良いか迷う方は、「まんだらけコンプレックス」に行くと良いでしょう。多くのオタクに支持されている、日本の漫画やアニメグッズの宝庫店です。漫画・アニメに登場するキャラクターに扮した店員さんもいるので、買い物も楽しくなるでしょう。

まんだらけコンプレックス
アクセス/秋葉原駅(JR山手線・京浜東北線)から徒歩約4分

公式ページ(日本語版)/https://www.mandarake.co.jp/dir/cmp/

公式ページ(英語版)/https://order.mandarake.co.jp/order/?lang=en

コスプレできる撮影スタジオでアニメキャラクターになりきる

秋葉原にはコスプレできる撮影スタジオがいくつかあります。そこで好きなアニメキャラクターになりきってみるのも楽しいでしょう。
手ぶらでコスプレを楽しめるスタジオの例としては「STUDIO BAHIR(スタジオ バヒル)」があります。このスタジオでは、200作品以上のアニメに登場するキャラクターの衣装をレンタルできます(有料)。衣装をレンタルした後、スタジオで写真撮影を楽しむことも可能です。
アニメキャラクターになりきった思い出を写真に残したいときにおすすめです。

STUDIO BAHIR(スタジオ バヒル)
アクセス/秋葉原駅(JR山手線・京浜東北線)から徒歩約7分

公式ページ(日本語版)/https://www.studio-bahir.com/cosplay

ゲームセンターで日本のゲームを楽しむ

秋葉原には、日本で人気のゲームを実際に楽しめるゲームセンターが点在しています。日本のゲームが好きな方は、訪れるのがおすすめです。
どのゲームセンターに行けば良いか迷う場合は「タイトーステーション秋葉原店」へ訪れると良いでしょう。6階建てのこのゲームセンターには、全フロアに運営会社のタイトーが生み出したゲームが設置されています。古いゲームから新しいゲームまで揃っているので、日本のゲームオタクに人気です。

タイトーステーション秋葉原店
アクセス/秋葉原駅(JR山手線・京浜東北線)から徒歩約3分

公式ページ(日本語版)/https://www.taito.co.jp/store/00001802

公式ページ(英語版)/https://www.taito.co.jp/en/store/00001802

アイドルのライブを観る

日本のアイドルに興味のある方は、秋葉原へ行ったらアイドルのライブを観ることは外せません。
どこで観たら良いか迷う場合は「AKIBAカルチャーズZONE」に行くと良いでしょう。ここは現役アイドルだけでなく、アイドルの卵たちのライブも開かれる施設です。後に人気となるアイドルを見られるかもしれないため、アイドル好きの人たちが多く集まります。

AKIBAカルチャーズZONE
アクセス/秋葉原駅(JR山手線・京浜東北線)から徒歩約4分

公式ページ(日本語版)/https://www.akibacultureszone.com/

公式ページ(英語版)/https://www.akibacultureszone.com/en/

メイド喫茶で食事とメイド店員との交流を楽しむ

出典:PR TIMES

秋葉原で食事をするなら、メイド喫茶に行くのが良いでしょう。複数の店舗を訪れて、おもてなしの違いを見てみるのも面白いかもしれません。
どこのメイド喫茶に行くか迷う場合は「@ほぉ〜むカフェ」に行くのがおすすめです。秋葉原へよく訪れる日本人に「秋葉原でメイド喫茶といえば?」と聞くと、このお店が必ずといっていいほど挙がります。メイド喫茶の王道なので、ぜひ行ってみてください。

@ほぉ〜むカフェ 秋葉原本店
アクセス/秋葉原駅(JR山手線・京浜東北線)から徒歩約4分

公式ページ(日本語版)/https://www.cafe-athome.com/

神田明神を参拝する

神田明神は、縁結びと商売繁盛、厄払いの神様が祀られている神社です。良縁や商売繫盛に恵まれたかったり、トラブルなく過ごしていきたかったりする日本人が多く訪れます。同じ願いを持っている方は、訪れると神田明神がパワーをくれることでしょう。

神田明神
アクセス/秋葉原駅(JR山手線・京浜東北線、東京メトロ日比谷線)から徒歩約7分

公式ページ(日本語版)/https://www.kandamyoujin.or.jp/

湯島聖堂を訪れる

湯島聖堂は、江戸時代(1603年~1868年)に建てられた教育機関です。日本の近代教育の発祥地であることから、学問成就(勉強の目標を叶えること)を願って訪れる日本人が多くいます。
何か勉強していることがある方は、訪れてみてはいかがでしょうか。

湯島聖堂
アクセス/秋葉原駅(JR山手線・京浜東北線、東京メトロ日比谷線、つくばエクスプレス)から徒歩約8分

公式ページ(日本語版)/http://www.seido.or.jp/

秋葉原への行き方

秋葉原へは、次の手段で行くことができます。

東京駅から行く場合

JR山手線で「上野・池袋方面」、もしくはJR京浜東北線で「上野・赤羽方面」の電車に乗り、秋葉原駅で下車します。
両者ともに東京駅から約4分で着きます。

成田空港から行く場合

京成特急スカイライナーで「京成上野行き」の電車に乗り、日暮里駅で下車します。日暮里駅からJR山手線「上野・東京方面」の電車に乗ると、秋葉原駅へ着きます。
全体の所要時間は約55分です。

羽田空港から行く場合

東京モノレールで「浜松町行き」のモノレールに乗り、浜松町で下車します。浜松町からJR山手線「上野・東京方面」の電車に乗ると、秋葉原駅へ着きます。
全体の所要時間は約47分です。

まとめ

秋葉原は、「電気製品の街」と「日本のサブカルチャーの街」です。東京の観光地の中でもユニークな雰囲気がありますが、それが秋葉原の魅力でもあります。
特に日本の電気製品やサブカルチャーが好きな人にとっては、終日いても飽きない街でしょう。興味があれば、ぜひ訪れてみてください。

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